中国出張を目前に何をするか?

今回の出張の意味の確認

来週の月曜日から金曜日の5日間(1月11日ー15日)の出張の要請が年末の最終営業日の12月28日に起きた。
今週、年明けとは言っても私は4日・5日の二日間の休暇をとったことから6日から仕事始めとなったことから出張目的の整理・確認をしてから関係先とのアポイントを設定するのに3日間を要した。
昨日夜7時以降にやっとほぼすべての関係先5者(社)とのアポイントの日時が確認できた。
それから資料・交渉材料などの準備が完了したのが10時を過ぎていた。
準備は不十分な点はあったが関係資料を事前に資料として手配し、出張途中でも必要な情報を
取り出せるようにはできた。特に中国の物流とそれに関わる増値税が今回のテーマであることから
関連する中国での税関法令をネット上から検索・収集したが前回の上海駐在から日本に戻り約7年経過しているが、この間に変更のため公布された法律の多さには少し(かなり)驚かされた。

中国ビジネスを担当して早や27年が経過した。
入社後の始めの1.5年は欧州向け取引き毎日日本からの輸出貿易実務を担当したが、私の性格がアジア向きだということで上司からは中国語語の学研修の打診があり、人生にとって将来面白い展開が得られるだろうと感じて(当時は中国が現在のように自動車販売台数が世界No.1となったり、鉄鋼生産量も同様、様々な業種業界で世界のトップクラスとなることは予想だにしなかった)あまり深く考えずに、上司の打診を受け入れて1.5年間の語学研修を受けることとなった。
それ以降の27年間は生活の場が日本と中国と3−5年間の交互となったものの一貫して中国市場担当で営業での担当してきた。

元は大阪発の商社として大阪が本社だったが、経済の実態が東京中心の運営となったことから現在は一つの地域を担当する支社となっているが橋下知事が言っているように大阪・京都・神戸は歴史的にも地政学的にも中国からの文化・物流面での日本の窓口であった訳でであり、現在も中国との交流には大阪の果たす役割は他の市場に比較して大きいようだ。
規模・質の両面から考えても中国は将来の日本を考えた場合、競争相手としても、協力パートナーとしても重要な相手先だと受け止め、できれば協力しながら相互の発展を図ることが日本の将来につながるものと感じられる。

今回の出張もそういった意味で考えても方向性に関しては間違いはなく、
民間企業の一つとして新規事業の実現に向けた物流に関わる税務問題の
調査ではあるが中国における共同作業が根底になくては実現したい取引なのだ。設備産業的な側面は大きいものの、中国で製造設備を持ったからとはいっても日本の技術がなければ製造できない材料を中国向けに輸出して、一時加工を施した後に中国のメーカへ安定供給するための物流で発生する流通税を合法的に免税扱いとしてそれを用いた中国製品を世界に向けて輸出(販売)することを目的としている。